英語の発音練習について有名な書籍、英語耳を読了しました。
タイトルは、"英語耳"ですが、書籍の内容はリスニングではなくて、スピーキング(発音練習)がメインです。なぜリスニングのスキルを向上するうえでスピーキングが必要かは、書中に記載されています。
一回読んで終わりなタイプの書籍ではなく、読んだ後毎日30分の練習を1か月ぐらい続けることで、徐々に英語のスピーキング・リスニングを向上させる素振りの練習法のような内容でした。
読書メモ
以下、読書していた時のメモです。
英語が聞き取れない理由
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自分で話せない言葉は聞き取れない
- 知らない音を聞くと、人は知っている音に置き換えて解釈してしまう
- 英語の発音ルールが分からないと、日本人はカタカナに置き換えてしまう
- このため、発音を学んでいない人はリスニングが難しい
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スピーキングの練習はリスニングにも効果がある
- 自分の口から出せる音は、容易に聞き取ることができる
- 実際に自分でやってみると良くわかる
- スポーツと同じで、英語の発音も"口を使った運動"の一つ
- 話せるようになると、聞いたときに口の形が浮かぶようになるので聞き分け出来るようになる
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反復練習が大事
- 最初は、英語の発音の「型」を身に着ける必要がある
- 野球の素振りのように、最初は、毎日20分ぐらい集中して練習する
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発音が正しいかのチェック
- 発音が正しいか自己判断するのは非常に難しい
- 一番良い方法はネイティブスピーカーにチェックしてもらう方法
- チェックしてもらう環境が無い場合は録音するとよい
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英語の発音変化を学ぶ
- 実際に話される英語は、発音記号通り話していない
- リエゾンや子音の脱落など、英語特有の発音変化を理解する必要がある
- 発音変化は、短音での正しい発音が分かっていると解決しやすい
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個別の発音をりかいしてもまだ聞き取りは難しい
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英語特有のリズムを理解する必要がある
- アクセント、イントネーション
- アクセント、イントネーションを総称して、Prosodyという。
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Prosody(ラプソディ)を学ぶためには最初は歌などをまねするのが良い
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書籍の構成
- この本は、以下の構成になっている
- 短音の発音練習: 2~4章
- 音の変化: 5章
- ラプソディ: 6章
- この本は、以下の構成になっている
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発音が理解出来たら次にすること
- 語彙と読解力を向上させる必要がある
- たくさんの、易しい本を読むのが良い
- 頻繁に使われる表現・語彙はよく目にするので、自然と覚えていく
発音:子音
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日本語と英語の発音の違い
- 日本語は子音と母音をセットで発音するが、英語は子音で終わったり子音が続くことがある
- 英語の発音をするときは、子音単体を強くはっきり発音することを心掛ける
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子音で終わる単語を発音する時
- カタカナ英語だと必ず母音で終わるので、子音で終わる単語に注意する
- 子音で終わる単語は、口の形を変えないようにすると良い
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練習の方法
- 最初にすること
- 本書の解説を読む -> CDを聞く -> 実際に口を動かして練習
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慣れてきたら...
- CDを聞く -> 本書のpracticeの部分だけ練習する
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練習を行うときはのどを痛めやすいので30分を目安に休憩する
- 最初にすること
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