背景
PHPStormでは以前はIDEからGitのステージを利用できませんでしたが、PhpStorm 2020.3よりステージ機能をサポートするようになりました。
本記事では、PHPStormで新たにサポートされるようになったGitステージの機能を説明します。
作業手順
Gitステージの有効化
Gitステージの機能は過去との互換性の関係でデフォルトではOffになっています。このため、まず機能を有効化する必要があります。
まず、PHPStormのPreferenceをCmd + ,
で開きます。
表示された左のメニューよりVersion Control > Git
を選択します。
Commit欄にあるEnable stating area
というチェックボックスをオンにすることでステージ機能を有効化できます。
Gitステージを利用する
プログラムを作成・修正したら、Cmd + 0
でgit commitのツールウィンドウを表示します。
Unstagedにあるファイルを右クリックして、Stageを選択すればファイルをステージできます。ステージはファイルの右端にある"+"アイコンをクリックしても良いです。
ここでステージしたファイルはgitの機能を利用しているためcliのgit status
コマンドで確認してもステージされた状態になります。
ファイル中の特定行だけをステージする
PHPStormでのステージはファイル全体だけではなく、ファイル内の特定行のみをステージすることが可能です。
ファイルが編集されていると、エディタの行番号の右側の色が変わりますが、ここをクリックして"Stage"を選択することで該当行のみをステージすることができます。
これによってファイル内の一部の修正のみコミットし、残りの修正を別のコミットのために保持したままにしておくことができます。
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