WindowsのSSHクライアントで有名なソフトにRLoginというものがあります。RLoginでは、Ctrl+矢印キーで現在開いている接続の複製を作ることができるという便利な機能があります。
今回は、Comderのショートカットを変更することで、RLoginと同じ操作で新しいウィンドウを開けるようにしてみます。
作業手順
Cmderのアイコンを右クリックしてSettingsを選択します。
左のメニューから、"Keys & Macro"を選択し、下記の項目を探します。(右上の検索ウィンドウに"Duplicate"と入力すると絞り込めます)
Split: Duplicate active 'shell' split to bottom
Split: Duplicate active 'shell' split to right
これらの項目をそれぞれCtrl+Down
とCtrl+Right
に割り当てます。
割り当てたキーのうち、Ctrl+Down
はすでにほかの機能に割り当たっている為、既存の割り当てを削除します。今度は右上に"Ctrl+Down"と入力し、既存のキー割り当てを検索して見つかったものを削除します。
これで、Ctrl+下や、Ctrl+右で新しいウィンドウを開くことができるようになります。
その他の便利なショートカットキー
Cmderのgithubサイトなどにも記載がありますが、Cmderには以下のような便利なキーボードショートカットが予め用意されています。こちらの機能も活用することで、よりCmderを便利に使うことができます。
Tabの操作
Ctrl + T
: "新しいタブを開く"ダイアログをオープン (管理者として実行などが行えます)
Ctrl + W
: タブを閉じる
Ctrl + D
: タブを閉じる (if pressed on empty command)
Shift + Alt + #Number
: 新しいタブを素早く開く: 1 - CMD, 2 - PowerShell
Ctrl + Tab
: 次のタブに移動
Ctrl + Shift + Tab
: 前のタブに移動
Ctrl + #Number
: #Number番目のタブへ移動
Alt + Enter
: 全画面表示
Shellの操作
Ctrl + Alt + U
: 1つ上のディレクトリに移動
End, Home
: 入力中のコマンドで、カーソル位置を行頭、行末に移動
Ctrl + Home
: カーソル位置より前の文字を削除
Ctrl + End
: カーソル位置より後の文字を削除
Ctrl + R
: コマンド入力履歴の検索
Shift + Mouse
: 選択範囲をクリップボードにコピー